日経ビジネスオンライン 「紛争地で培った『瀬谷流』実践仕事術 -交渉の要諦:南スーダンの少年兵を解放」

バングラデシュのテロ事件、トルコのクーデター未遂と事件が相次いだのを受けて、身の守り方についてお話しした。今回は再び、交渉に話を戻す。交渉においては、時には「譲れない一線は譲らない」ことで、一旦交渉を仕切りなおす判断も必要という話をした。一方、どうしても決裂させるわけにはいかない交渉もある。

例えば、武装勢力から子どもたちを解放するための交渉だ。紛争では子どもたちが無理やり誘拐され、子ども兵として使われることがある。そんな子どもたちは逃げる手段もなく、大人の兵士から虐待を受け、命の危険にさらされる場合も少なくない。

このような交渉は、一度の協議で合意することはほとんどない。そもそも、「子ども兵士なんて我々のところにはいない」と全否定されることもある。交渉が完全に決裂して、次回の協議が行われなくなる事態は避けなければならない。

子どもたちにとっては一週間、一ヶ月の遅れが人生を左右する。仮に数年後に交渉を再開する機会が巡ってきたとしても、子どもたちがその時まで生きている保障はない。このため、コンスタントに協議を重ね、相手の「期待値」と「恐れていること」を探りながら落としどころに持っていく必要がある。

 

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